先週は突然のトランプ砲。
中国からの輸入品への追加関税ツイートなどを発端にリスクオフ相場となっています。
オプション取引について備忘録的に。
そういえば5月も
8月初めはリスクオフとなっていますが、約3ヶ月前、5月の初頭も米中の貿易協議、追加関税がらみで一気にリスクオフとなりました。
5月月間でS&P500は約6.6%のマイナスでしたが今月は軽微な下落ですむかどうか。
とりあえず人民元の下落は不吉な兆候。
※出所:https://jp.investing.com/currencies/usd-cny
悪い癖、今回は粘って吉
★悪い癖で何やら参院選挙後、あるいはFOMC前後に勝手にきな臭いものを感じ、割安になっているかもしれない日経平均プットオプションを買いたい衝動
★7/19の午後に気を取り直して暴落したプットを再度少し購入して来週に持ち越し
★参院選後の今週、あまり動きなくプットオプション買いは不発、含み損。 結局先週出た利益とあわせると現状ではややマイナスというさえない成績ですが、大した額でもないのでもう少し粘ろうかと
最近の過去記事からの引用。
大した額ではありませんが、粘って保有していたプットオプションは久々に暴騰。
もっと暴騰するかもしれませんが早めに手仕舞い。
先週末に株価が大きく下げるまでは存在を忘れているくらいでしたが、たまには棚ぼた。
プットを買った理由
プットを持っていた一応の理由。
・選挙後にネガティブ案件が出やすい?
・恐怖指数が低い
・米株中心に高そうな株価水準
・移動平均からのかい離がそこそこに高くなってきた
・さえない世界景気動向
・出来心
など。
個人的な感覚、勘に近いものですが、
「世界景気減速期のリスクオン相場」
「移動平均からのかい離がそこそこに高い時期」
は相対的にプット買いが成功しやすいか。
もちろん、うまくいかないことも多いですが。
2017年のオプション大損失
※出所:https://jp.investing.com/indices/volatility-s-p-500より作成
以前も書いていましたが、2017年は「個別株買い+オプションヘッジ」の取引を多く実施していました。
2017年は恐怖指数の歴史的な低位安定期、結果的には「無駄な」ヘッジでした。
年間のオプション損失代は相当な額にのぼり、オプション損失代は個別株の利益と損益通算できないので、税金が異様に割高に感じた、ということがありました。
景気がいい時期はヘッジし過ぎない方がよい?とも感じますが、いつ何が起きるか分からないので、景気がぱっとしない時期に株価が割高っぽいと感じるなら、それなりにヘッジをかけておくことは「保険的」な意味合いで悪くはないのかも、とも感じます。
おわりに
火災保険や自動車保険とはまた少し異質な感じがしますが、賭け金さえ十分に低いと感じられるなら(その判断が難しいですが)、たまには効力を発揮するプットオプション。
相場が一気にリスクオフったときのダメージを緩和し冷静な対処をしやすくなる、という効用がある場合も。
オプションではないですが、とりあえず現在のリスクオフ相場でもヘッジ付きの米国債【1482】などは値上がり。
※出所:iシェアーズ・コア 米国債7-10年ETF(H有)【1482】:ETF - Yahoo!ファイナンス
円高にも株安にも耐性があるこういう銘柄、リスクオン相場では地味ですが時には存在感が増しますね。
※何らかの取引を勧める意図はありません。投資は自己責任でお願い致します
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