日本の景気動向指数(先行指数)から日本の景気と株価について考える記事。
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景気動向指数とは
日本の景気動向を示唆する指標の一つです。
詳しくは上記サイトを参照ください。
本記事では
コンポジット・インデックス(CI)
の
先行指数
を使用。
景気動向指数の推移と現在値
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府より作成 ※期間:1995.1~2019.7
2019.7月:93.6
でした。
直近ピークは2017.11月:102.9
で1年8ヶ月低下トレンド。
景気動向指数、10年移動平均
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府より作成 ※期間:1995.1~2019.7
あくまで一つの目安ですが景気動向指数の水準を探るため10年移動平均線を引いてみました。
★景気のいい時期(移動平均より数値が高い時期)⇒株を売る
★景気の悪い時期(移動平均より数値が低い時期)⇒株を買う
というスタイルをとる場合の参考となるかどうか。
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府より作成 ※期間:1995.1~2019.7
上記青で塗った時期がこの指標では「株を買う」時期。
リーマン後、欧州債務危機、チャイナショックなどと符合しており、それほど悪い指標でもないか。
株を売る時期の方がこの指標だと、判断に悩みそうな感じ。
景気動向指数とTOPIX
※出所:統計表一覧:景気動向指数 結果 - 内閣府、TOPIX【998405】:国内指数 - Yahoo!ファイナンスより作成 ※期間:1995.1~2019.7
景気動向指数とTOPIXの推移。
景気動向指数(先行指数)を構成する11項目の中に株価も入っているため、両者の推移は比較的似やすい傾向がありそう。
上記のグラフをみての個人的な印象を二つ。
1:景気動向指数が上昇トレンドにある時期は、株価がなかなかついてこなくても、結果的に報われる場合が多い
2:景気動向指数が低下トレンドにある時期は概ね株価は低下基調
おわりに
2018.12月以降、10年移動平均を下回っている状態が続いています。
この見方だとすでに日本の景気はよくない状態。
よって、今は日本株を買うべき貴重な時期かもしれませんが、個人的にはその他の景気指標を含め「下げ止まりを確認してから買いたい」ところ。
こんなことしていると貴重なチャンスを見逃すかもしれせんが、わざわざ米国株が最高値付近で出動するのも気が進まず。
何年後かに振り返って、今の自分をどう評価するでしょうか。
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