全世界の時価総額が最も大きかった2018年1月が世界的な株価の直近ピークであったと仮定して、2019年10月末までの世界の主要な株価の変化を確認してみます。
世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年10月末の騰落率>
※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本、https://finance.yahoo.com/のデータより作成 ※以下の表、グラフも同様
世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年10月末の騰落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。
データはこちら。
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所感①:引き続き「TOPIX、中国、新興国」の下落幅が大きい
しばらくこの傾向は変わらずでTOPIX、香港ハンセン、上海総合、VWOなどの下落率が相対的に高い状況。
ただTOPIXは10月も続伸。
中国株や新興国株に比して、マイナス幅の縮小傾向が顕著。
所感②:米国株は相対的に堅調
引き続き米国市場は相対的に堅調。
ナスダック総合は+10以上の水準。
所感③:ドイツの急速な改善
一時期「-20%」以下に沈んでいたドイツDAXは「-5.4%」まで戻してきました。
ドイツの製造業PMIなどは沈んだままですが、ここから上昇してくるのかどうか。
所感④:先進国株がプラス圏に
先進国株(TOK)がついにプラス圏に。
米国への配分比率が高いETF。
2018年12月には一時「-20.8%」まで低下(69.65⇒55.16)しましたが、一年たたないうちにプラス圏に復活。
おわりに
世界景気との連動性が高そうな建設機械銘柄キャタピラー【CAT】やコマツ【6301】の株価の変動は「2018.1月末⇒2019.10月末」(概算値)で
・キャタピラー【CAT】:-15%(ドル建て。9月末は「-22%」)
・コマツ【6301】:-40%(9月末は「-42%」)
キャタピラー【CAT】は9月以降激しく上昇中。
コマツも上昇していますが、CATほどではない状況。
※出所:銅先物 価格 - Investing.comより作成
銅価格も8月末から上昇傾向ではありますが、それほど勢いのある上昇でもない。
とりあえずじわじわと株価は上昇傾向。
今後近いうちに世界全体の時価総額は2018年1月(89.8兆ドル)を超えてくるかどうか。
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