明けましておめでとうございます。
最近の中銀がらみ、コロナがらみで気になるテーマをいくつか。
米国、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 7-day average - Our World in Data
1度目のピーク、2020年4月、約2200人。
3度目のピーク、2021年1月、約3400人。
4度目のピーク、2021年9月、約2100人。
直近の死者数(7日平均)は約337人(前週は381人)で週間で減少。
横這い。
日本、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
日本の新型コロナ死者数。
直近値は約「328人」。前週は約「265人」で大きく増加中。
過去最多を更新中。
全世界、新型コロナ一日当たり死者数(7日平均)
※出所:Daily confirmed COVID-19 deaths, rolling 3-day average - Our World in Data
全世界の新型コロナ死者数。
●1度目のピーク:2020年4月、約7100人
●2度目のピーク:2020年8月、約6400人
●3度目のピーク:2021年1月、約14700人
●4度目のピーク:2021年4月、約13900人
●5度目のピーク:2021年8月、約10200人
●6度目のピーク:2022年2月、約10900人
●7度目のピーク:2022年8月、約2500人
直近では約1717人(一週間前は約1816人)で週間で99人ほどの減少。
全世界 新型コロナ 新規感染者数(7日平均)
※出所:Coronavirus Pandemic (COVID-19) - Our World in Data
全世界の新型コロナ新規感染者数(一日当たり、7日平均)。
直近値は約51万人、前週は約57万人、週間で6万人ほどの減少。
FRB総資産推移(ここ1年)
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。
6月から量的引き締め。
☆5月末:「8.91」兆ドル
☆6月末:「8.91」兆ドル(±0兆ドル)
☆7月末:「8.89」兆ドル(-0.02兆ドル)
☆8月末:「8.83」兆ドル(-0.06兆ドル)
☆9月末:「8.80」兆ドル(-0.03兆ドル)
☆10月末:「8.72」兆ドル(-0.08兆ドル)
☆11月末:「8.58」兆ドル(-0.14兆ドル)
12.28の最新値は約「8.55」兆ドル(前週は8.56兆ドル)で週間で減少。
12月は「-0.03」兆ドル。
11月に大きく減らしたので12月は少なめの減少となったか。
4月のピークから8ヶ月ほどで約0.42兆ドル資産縮小(ピークから-4.7%)。
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。
直近12.23では約「7.99」兆ユーロ(前週比+-0.49兆ユーロ)。
テルトロ関連でECBが貸し出していた資金が大量に返済されたもようで、前週より大幅に資産減少。
6月ピークから6ヶ月ほどで約0.85兆ユーロ、資産縮小(ピークから-9.6%)。
※テルトロに関して↓
日銀総資産推移(ここ1年)
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.4月の約「739」兆円。
11月は約「700」兆円(前月は「696」兆円)で小幅に増加。
7ヶ月ほどで約39兆円、資産縮小(ピークから-5.3%)
急激な減少はいったん終了モードか。
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では約「+0%」。
2020年11月以降の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-70%」水準。
ユーロ50の空売り
2022年11月中旬、個人的主観により
あまりに高い
と感じて始めたユーロ50の空売り。
こういうノリで空売りを始めると大体失敗するのが落ち。
まだ大きな動きなし。
今は約「+2.5%」の含み益。
おわりに
テスラの騰落率。
2021年:+49.8%
2022年:-65.0%
2021年は天国への階段、2022年は地獄への直行便となりました。
今年はどうなりますか。
ピークからのバランスシート縮小率。
●FRB:4.7%
●ECB:9.6%
●日銀:5.3%
昨年は主要中銀バランシート縮小の年であり、株安の大きな要因の一つとなったと思われます。
いわゆるQTを米国は昨年6月から開始。
ECBは今年3月に開始予定とのこと。
とりあえず欧米中銀は引き締め的であり、また景気もよくない状況。
何度も同じことを書いていますが、
景気拡大局面での中銀引き締め状態
はリスクオンする価値も高そうですが
景気悪化局面での中銀引き締め状態
は最もリスクオンに適さない、わりにあわない時期と個人的には感じます。
今はおそらく「景気悪化局面での中銀引き締め状態」。
今年中に中銀緩和転換があるかどうか全く不明ですが、その時が来れば投資チャンスとなる可能性も。
と、こんな感じでまたしばらく辛気臭い主張が続きそうな状況ではありますが、今年もよろしくお願いいたします。