ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

2023年 3分の1が終わる <所感3:米株が落ちても TOPIXが上げても 関係なかったり >

2023年も3分の1以上が終わりました。

「3分の1」に特にこだわりもないのですが、この4、5カ月で感じたことをつらつら。

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昨年の失敗

昨年9月頃S&P500はけっこう下げていました。

※出所:S&P500 過去のレート - Investing.comより作成

海外株式市場の動向が日本の株式市場の動向にどの程度反映されるか。

日本株で取引きするうえで米株の動きをどの程度参考にするかは人それぞれ。

わたしは日本の小型株のロングショートをメインに取引しているのですが、それまでわりと米株の動きを気にしている方でした。

昨年の9月頃、米株が大きく下げていたので、ショート多めのそこそこ弱気のロングショートを組んでいたら、思いのほか日本株は強く、ショートの上げに食われて昨年9月は大損をこきました。

今思えばあの頃米国は

インフレ高進、金利上昇、株安

という流れ。

日本は米国の金利上昇で円安。

円安サポートで欧米株は下げてても日本株はさほど下げない

という図式でした。

☆日本株における円安サポートの威力を過小評価したこと

☆過去の経験から「米株の大幅下げ⇒日本株も下げるのでは?」と思い込んでいた

のが主な敗因。

それもあって日本株で勝負してるなら、日本の株式市場の置かれている環境をより重視した方がよさそうだ、と感じた次第。

特に為替水準。

TOPIXに連動しない小型株

この5カ月ほどで興味深かったのは小型株とTOPIX(大型株の影響を大きく受ける)の非連動性。

例えばわたしが5月にロングサイドで関わった15銘柄の小型株。

2月後半から3カ月あまりでTOPIXは10%以上上昇しているのに、15銘柄は平均すると0.3%しか上昇していない。

10%以上の指数上昇期において、まあ、ここまでほったらかしにされているのも珍しい。

当然ショートサイドの小型株の動きも小さく、ロングショートなので困ることはないのですが、びっくりするような非連動性。

5%程度ならともかく、指数が10%も伸びる時期にはある程度小型株もリスクオンするものだ

という個人的な経験則は現時点では完全に否定されました。

次から次へと未経験の事態が到来し続ける今年の前半戦。

おわりに

未知の未来の動向に結果が左右される株式取引では、どうしても過去の事例を参考にしがちですが、過去の事例はあくまで過去の事例に過ぎず未来の動向を左右する力は持っていない。

当たり前ですが。

幸い今年は昨年より5月末時点の運用成績は良好で、引き続き、未知の想定外の事態にも対処し続けながら、あと半分ちょっとの2023年を乗り切れればというところ。

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