最近の中銀がらみ、テスラがらみで気になるテーマをいくつか。
FRB総資産推移(ここ1年)
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。
2022年6月から量的引き締め。
☆2023年5月末:「8.39」兆ドル
6.28の最新値は約「8.34」兆ドル(前週は8.36兆ドル)。
ここ16週の変動。
☆16週前:+0.30兆ドル
☆15週前:+0.09兆ドル
☆14週前:-0.02兆ドル
☆13週前:-0.08兆ドル
☆12週前:-0.02兆ドル
☆11週前:-0.02兆ドル
☆10週前:-0.03兆ドル
☆9週前:-0.06兆ドル
☆8週前:-0.00兆ドル
☆7週前:-0.04兆ドル
☆6週前:-0.02兆ドル
☆5週前:-0.05兆ドル
☆4週前:-0.00兆ドル
☆3週前:-0.00兆ドル
☆2週前:-0.03兆ドル
☆先週:-0.02兆ドル
6月は今のところ「-0.05」兆ドル。
2022年4月のピークから約0.63兆ドル資産縮小(ピークから-7.0%)。
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。
☆2023年5月末:「7.71」兆ユーロ
直近6.23は約「7.71」兆ユーロ(前週比-0.00兆ユーロ)。
6月は今のところ「-0.00」兆ユーロ。
2022年6月ピークから約1.13兆ユーロ資産縮小(ピークから-12.8%)。
※テルトロに関して↓
日銀総資産推移(ここ1年)
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
これまでのピークは2023.5月末の「746」兆円。
6.20は736兆円(6.10は744兆円)。
6月は今のところ-10兆円と大きく減少。
※最新データ:営業毎旬報告 : 日本銀行 Bank of Japan
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では約「+2%」。
最近の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-37%」水準。
ユーロ50の空売り
2022年11月中旬、個人的主観により
あまりに高い
と感じて始めたユーロ50の空売り(ユーロ建て)。
こういうノリで空売りを始めると大体失敗するのがオチ。
今は約「-15.05%」の含み損(前週は-11.3%)。
昨年末は+2.5%。
損切予定は「-15~-20%」。
主要3中銀(FRB、ECB、日銀)、月間バランスシート動向(概算値)
2023年は3行トータルで
☆1月:+10兆円
☆2月:-13兆円
☆3月:+23兆円
☆4月:-16兆円
☆5月:-19兆円
6月は今のところ-17兆円。
今年トータルだと今のところ-32兆円。
おわりに
FRB総資産は3月急増前の水準に戻りました。
ただ事態は単純でもないもよう。
上記記事より引用(グーグル翻訳)
米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート規模の縮小が約束されているが、説得力には程遠い。直接債券購入の落ち込みは、商業銀行への短期融資などFRBの他の流動性創出プログラムによって相殺されている
とのこと。
その一例がBTFP。
BTFPは国債等の有価証券を適格担保として、その額面相当額 を優遇的な金利(一年物 OIS4 金利+10bps)で貸出す仕組み、らしいです。
今年3月から急増中。
そして上記記事とグーグル翻訳によれば
FRBの流動性 = FRBの資産から流通通貨を引いた額から財務省の一般口座からリバースレポプログラムを引いた額に営業損失を加えた額
とのこと。
素人には流動性の分野はなかなか理解しがたく全貌を把握しにくい世界ですが、とりあえず、
バランスシートの縮小を謳ってはいるが、物価動向を確認しつつ、できればあの手この手で流動性を供給し各方面、致命的なトラブルなく乗り切っていきたいのであろう
という人間臭い思惑はよく理解できるので、FRBバランスシートの動きだけで単純に「流動性」の世界を把握できると信じるのも危険。
バランスシートは一つの重要な確認事項、程度にとどめておく方が無難と感じる次第。