最近の中銀がらみ、テスラがらみで気になるテーマをいくつか。
FRB総資産推移(ここ1年)
ピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドル。
2022年6月から量的引き締め。
☆2023年6月末:「8.34」兆ドル
7.19の最新値は約「8.27」兆ドル(前週は8.30兆ドル)。
7月は今のところ「-0.07」兆ドル。
2022年4月のピークから約0.70兆ドル資産縮小(ピークから-7.8%)。
ECB総資産推移(ここ1年)
※出所:Central Bank Assets for Euro Area (11-19 Countries) (ECBASSETSW) | FRED | St. Louis Fed
ピークは2022.6月の約「8.84」兆ユーロ。
☆2023年6月末:「7.22」兆ユーロ
直近7.14は約「7.21」兆ユーロ(前週比-0.00兆ユーロ)。
7月は今のところ「-0.01」兆ユーロ。
2022年6月ピークから約1.63兆ユーロ資産縮小(ピークから-18.4%)。
※テルトロに関して↓
日銀総資産推移(ここ1年)
※出所:Bank of Japan: Total Assets for Japan (JPNASSETS) | FRED | St. Louis Fed
これまでのピークは2023.5月末の「746」兆円。
☆2023年6月末:「733」兆円
7.10は733兆円(6.30は733兆円)。
7月は今のところ「-0」兆円。
※最新データ:営業毎旬報告 : 日本銀行 Bank of Japan
テスラ(TSLA)の株価
※出所:https://jp.investing.com/equities/tesla-motors
2020年4月以降の上げ相場の象徴っぽいテスラの株価変動。
先週週間では約「-8%」。
最近の月間騰落率。
※出所:Tesla (TSLA) 過去データ - Investing.comより作成
今は2021年11月のピーク「414.5」から約「-37%」水準。
ユーロ50の空売り
2022年11月中旬、個人的主観により
あまりに高い
と感じて始めたユーロ50の空売り(ユーロ建て)。
こういうノリで空売りを始めると大体失敗するのがオチ。
今は約「-14.42%」の含み損(前週は-14.23%)。
昨年末は+2.5%。
損切予定は「-15~-20%」。
主要3中銀(FRB、ECB、日銀)、月間バランスシート動向(概算値)
2023年は3行トータルで
☆1月:+10兆円
☆2月:-13兆円
☆3月:+23兆円
☆4月:-16兆円
☆5月:-19兆円
☆6月:-97兆円
7月は今のところ-12兆円。
今年トータルだと今のところ-124兆円。
おわりに
FRB総資産推移(ここ1年)
FRB資産のピークは2022.4.13の約「8.97」兆ドルで2022年6月から量的引き締め。
2023年3月まで順調に減っていましたが銀行破綻を受けて急増。
6月末には3月の水準まで減少し、7月は2023年3月水準を下掘りしQT進行中。
●今くらいの規模のQTが進行したところでBTFPなどの流動性創出プログラムがあるから流動性に問題はない
●それに何かトラブルが起きれば3月のようにまた中銀がサポートしてくれるし、中銀サポートは物価急騰も起こさなかった
●だから大きな景気悪化局面は来ず、株高は続く
といった楽観論もあれば
●利上げやQTの効果は時間差で効いてくる
●米国景気は粘っているだけで、そのうち息切れする
●だから株高は続かない
といったしつこい悲観論もあり。
今年前半に関しては完全に楽観派が勝利を収めており、楽観派が勝利味をかみしめる中、悲観派が減っているように感じます。
今年後半も来年前半もこの構図が続くのか、何か変化が生まれるのか、面白い局面。
日本の小型株中心のロングショートにおいては、上に行くにも下に行くにも、あまり大きな変動にならない方がありがたいのですが、どうなりますか。