「中央銀行の動向」と「投資タイミング」についての考察。
金利と株式などのリスク資産
一般論として、金利が下がると
◎経済活動が活発になり景気に好影響
⇒企業利益の増加⇒株高
◎企業の借入金の金利負担は減少
⇒企業利益の増加⇒株高
◎債券利回り低下
⇒投資先としての債券の魅力DOWN
⇒債券以外の投資先(株、不動産など)の相対的な魅力UP
⇒株高
などの要因で株高になりやすいと思われます。
中央銀行の資産動向と投資タイミング
一般論として、
・中央銀行が緩和政策をとり、市中の国債などを購入し(国債価格は上昇、金利は下がる傾向)、
・対価として債券保有者にマネーを供給し、中央銀行の資産規模が増大することは
・基本的に株価に好影響を与える
その逆も然りだと考えられます。
※中央銀行の資産規模が
◎増加⇒株価に好影響
◎減少⇒株価に悪影響
以上のことから、以下のような投資判断は不自然でないようにわたしは思います。
◎中央銀行の資産規模が大幅に増える見通し
≒緩和マネーが大幅に増える
⇒金利低下傾向?
⇒将来の株高?
⇒株式などのリスク資産の配分を増やすのに適す時期?
◎中央銀行の資産規模が大幅に減る見通し
≒緩和マネーが大幅に減る
⇒金利上昇傾向?
⇒将来の株安?
⇒株式などのリスク資産の配分を減らすのに適す時期?
おわりに
個人的には長期投資を考える上で、株価の決定要因である
金利
と
企業利益
を考慮するのは極めて重要と考えています。
そして、金利を考える上で
中央銀行
の動向は欠かせない要因であり、
企業利益を考える上で
景気
の動向は欠かせない要因であり、
長期投資を行うなら
中央銀行
や
景気
の動向を気にするのはごく自然な発想と考えています。
【株価の主要な決定要因】
①金利←「中央銀行」が大きな影響
②企業利益←「景気」が大きな影響
★長期的な株価動向←「中央銀行・景気」動向が大きな影響?
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