フィリピンの株価水準を探る記事です。
株価水準をバフェット指標で確認してみます。
フィリピンのバフェット指標、現在の株価水準
バフェット指標=(ある国の)株式時価総額÷名目GDP
個人的には
・この数値が長期平均より大きい⇒その国の株価は割高傾向?
・この数値が長期平均より小さい⇒その国の株価は割安傾向?
と判断する一つの目安として使用。
※経験則に基づく単なる目安です
※バフェット指標についてはこちらの記事を参照ください
フィリピンのバフェット指標の推移を見てみます。
データは1996~2017年の年末値です。
※出所:Global Noteのデータより管理者作成
この期間の平均値は0.52、中央値は0.53です。
2017年末は「0.93」でした。
この指標では1996年以降で最も割高な水準でした。
直近のフィリピンのバフェット指標
※出所:フィリピンのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳、https://www.world-exchanges.org/より管理者作成
2018年9月末では「0.75」。
長期平均は「0.52」であり、フィリピン株の水準は
割高?
と推測。
2017年末は「0.93」だったので、2018年は
割安傾向
にシフトし、世界景気の減速とともに平均回帰(0.93⇒0.75。平均値は0.52)している可能性があります。
2010~2017年は
「経済成長率が高い有望な新興国」
という位置づけで長期的に割高だったのかもしれません。
一方、アジア通貨危機、ITバブル崩壊期、リーマンショック後にはこの指標は
「0.35以下」
まで低下しており、その豪快な下落っぷりには少し怖いところがあり、長期的には有望な市場とは思われますが、わたしは今は手が出ません。
※出所:Global Note、フィリピンのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳、https://www.world-exchanges.org/より管理者作成
※2018年は9月の数値
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まとめ
バフェット指標でみたフィリピンの株価水準
●割高?
フィリピン株の投資のタイミングとして
●買い→あまり適さないか
●売り→「買い」よりは適す、かも
※「できれば割安な時期に買いたい」という欲張りな判断に基づいています
※個人の感想です。投資は自己責任で
おわりに
※出所:https://jp.investing.com/etfs/ishares-msci-philippines-invest.
フィリピン株投資のツールの一つ、
iShares MSCI Philippines Invest. (EPHE) (米国上場ETF。ドル建て)のここ1年。
今のところ2018年1月頃がピークでさえない展開となっています。
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