ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

フィリピンの株価水準 2018.11

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フィリピンの株価水準を探る記事です。

株価水準をバフェット指標で確認してみます。

フィリピンのバフェット指標、現在の株価水準

バフェット指標=(ある国の)株式時価総額÷名目GDP

個人的には

・この数値が長期平均より大きい⇒その国の株価は割高傾向?

・この数値が長期平均より小さい⇒その国の株価は割安傾向?

と判断する一つの目安として使用。

※経験則に基づく単なる目安です

※バフェット指標についてはこちらの記事を参照ください

www.yukimatu-value.com

フィリピンのバフェット指標の推移を見てみます。

データは1996~2017年の年末値です。

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※出所:Global Noteのデータより管理者作成

この期間の平均値は0.52、中央値は0.53です。

2017年末は「0.93」でした。

この指標では1996年以降で最も割高な水準でした。

直近のフィリピンのバフェット指標

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※出所:フィリピンのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳https://www.world-exchanges.org/より管理者作成

2018年9月末では「0.75」。

長期平均は「0.52」であり、フィリピン株の水準は

割高?

と推測。

2017年末は「0.93」だったので、2018年は

割安傾向

にシフトし、世界景気の減速とともに平均回帰(0.93⇒0.75。平均値は0.52)している可能性があります。

2010~2017年は

「経済成長率が高い有望な新興国」

という位置づけで長期的に割高だったのかもしれません。

一方、アジア通貨危機、ITバブル崩壊期、リーマンショック後にはこの指標は

「0.35以下」

まで低下しており、その豪快な下落っぷりには少し怖いところがあり、長期的には有望な市場とは思われますが、わたしは今は手が出ません。

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※出所:Global NoteフィリピンのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳https://www.world-exchanges.org/より管理者作成

※2018年は9月の数値
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まとめ

バフェット指標でみたフィリピンの株価水準

割高?

フィリピン株の投資のタイミングとして

●買い→あまり適さないか

●売り→「買い」よりは適す、かも

※「できれば割安な時期に買いたい」という欲張りな判断に基づいています

※個人の感想です。投資は自己責任で

おわりに

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※出所:https://jp.investing.com/etfs/ishares-msci-philippines-invest.

フィリピン株投資のツールの一つ、

iShares MSCI Philippines Invest. (EPHE) (米国上場ETF。ドル建て)のここ1年。

今のところ2018年1月頃がピークでさえない展開となっています。

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