ユキマツの「長期投資のタイミング」

「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

S&P500 vs 独DAX

f:id:yukimatu-tousi:20190508093259p:plain株価のピークを景気のピークも、それがいつかを事前に知ることは困難ですが、ピークらしき時期からの変化を確認することはできます。

全世界の時価総額が最も大きかった2018年1月が直近ピークであったと仮定して、2019年4月末までの世界の主要な株価の変化を確認してみます。

世界の主要株価指数 <2018年1月ピーク値⇒2019年4月末の下落率>

f:id:yukimatu-tousi:20190508094530p:plain※出所:世界メジャー株式指数 - Investing.com 日本https://finance.yahoo.com/のデータより作成 ※以下の表、グラフも同様

世界の主要株価指数の「2018年1月ピーク値⇒2019年4月末の下落率」の比較です(現地通貨建て。「VT」「TOK」「VWO」はドル建て)。

データはこちら。

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所感①:いつのまにかTOPIX

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上海総合やVWOなどの下落率が高かったのですが、最近はTOPIXの下落率が比較的大きくなっています。

日経平均の下落率はTOPIXの半分強であり、日本の代表的な株価指数である両者のパフォーマンスに大きな差が出ている状態。

所感②:ナスダック強し

f:id:yukimatu-tousi:20190508095218p:plain引き続き米国の株価指数は相対的に強い印象。

ナスダックは2018年1月の高値を8%近く上回る状況。

米国への配分比率が高い「TOK」の下落率もわずか2%ほど。

おわりに:「米国:ロング」「その他:ショート」戦略という発想、続き

CLI(OECD全体)やグローバル製造業PMIは2017年11~12月頃にピークアウトしています。

世界景気が減速していく時期、「米国株は相対的に強い可能性が高い?(最後までリスクマネーが流入しやすい?)」という過去の経験則をいかし

★米国株指数:ロング

★日本・ドイツ・新興国などの株価指数:ショート

というポジションをCFDや先物などで作って「ヘッジor利幅獲得」を狙う、という戦略があっても面白い。

先月の本シリーズ記事ではTOPIXをヘッジ例としてとりあげましたが、今回は

・ドイツDAX

を採り上げます。

<一例:2017年11月以降、S&P500とドイツDAXの月間変動>

S&P500

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DAX
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<2017.11月以降(2019.4月まで)の「S&P500の変動率-ドイツDAXの変動率」>

f:id:yukimatu-tousi:20190508101747p:plain

この期間、単純平均では月間で約1.1%程度のプラス(諸経費、税金等考慮せず)。

ロングショートの魅力の一つは「レバレッジをかけやすいこと」ですが、他に

★株価指数の急落時にも「収益獲得のチャンスがある」「急落時のダメージを軽減できる」こと

も魅力です。

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次回の景気減速期に有効かは不明であり、今から実行してうまくいくかも不明、今後米国指数が突出して大崩れしない保証もありませんが、とりあえず「S&P500 vs  DAX」も一つのロングショートのネタとしてアリかも。

※DAXはCFD(くりっく株365など)で売りが可能

「世界的な景気減速期にはロングショートで大事なロング部分にヘッジをかけ、防御力を高めてしんどい時期をやり過ごす」

「世界景気の拡大期には徐々にヘッジを外していく」

という戦略、個人的には面白いと思います。

※データ出所: Investing.com

※ロングショートを勧める意図はありません。投資は自己責任で

 

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