ユキマツの「長期投資のタイミング」

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連騰途絶えても勢い止まらず ~日本市場の概況 2017.10.28~

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時価総額の増大が留まることを知らない今週の日本市場を、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測してみます。

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2017年9月末

10.27の日本バフェット指標は「1.25」でした。

10.20より大きく上昇しています。

この指標のピークとしては約28年前、1989.12月の「1.45」に次ぐ高い値になっています。

かなり高くなってきました。

 

10.27の時価総額は約「678.7兆円」(全市場の合計値)。

過去最高を更新しています。700兆円に届きそうな勢い。

 

1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.75」です。

割高圏の目安「1.0」以上なので、日本株は割高圏と推測。

 

今年に入ってからは5月以降、時価総額の増加度合が加速しています。

※「2017年の日本の名目GDPの推計値」はIMFのものを利用していますが、10月に修正されたので(それまでは546兆円。10月の修正値は544兆円)、バフェット指標はやや上方修正しています。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>


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信用買い残

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 ※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2017年9月29

2017.10.20 25728億円(約2.6兆円)です。

前週比84億円の減少です。

これだけ指数が上がっているのに、信用買い残は上がりません。

7月以降2.6~2.7兆円のレンジ。

 

上記期間の長期平均は約2.3兆円であり、10.20は長期平均から少し上方に偏った値です。

この指標では「ふつう~やや割高傾向?」と推測。

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信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

f:id:yukimatu-tousi:20170903221426p:plain※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年1月末~2017年8月末

2017.9月末の東証一部PBRは「1.3」でした。

10月末は「1.4」になりそうな雰囲気。

 

割安の目安「1.0」以上なので、割安ではなさそうと判断。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2017.9.29

2017.10.20は「-9.91」でした。10.13の「-8.69」からややマイナス幅が増加。

2017.4月後半からほぼ「-5~ー10」のレンジ内に収まっています。

 

ふつう指数がこれだけ上がれば、信用評価損益率も「-5~0%」のレンジに入ることが多いのですが、信用買い残と同様、妙な動きを続けています。

 

上記期間の長期平均は約「-11」なので、「-9.91」は若干の安心モード。

 

割安の目安「-25」以上なので、割安ではなさそうと判断。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

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※出所:JNIV - Investing.com ※期間:1998.1月~

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※出所:JNIV - Investing.com ※期間:ここ半年

日経平均版の恐怖指数、日経平均ボラティリティー・インデックスの長期チャートとここ半年のチャートです。

1998年からの

・長期平均:25.4

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

 個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

 

10.27は「15.01」。

長期平均よりかなり低い値であり、市場心理は比較的安心、楽観に偏っていると推測されます。

 

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

 

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高圏?

★信用買い残⇒ふつう~やや割高?

★東証一部PBR⇒割安ではなさそう

★信用評価損益率⇒割安ではなさそう

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではなさそう

総合的に判断すると、わたしは日本株式は「やや割高~割高圏?」と推測します。

※信用買い残が伸びてくれば「割高?」

したがって、現時点での日本株の長期投資のタイミングとしては

◎資産配分において、株式の配分比率を減らす

◎資産配分において、現金の配分比率を増やす

◎長期投資を一時やめる

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※バリュー投資の発想から「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

※指標ごとに、データ確認時期にタイムラグがありますので、必ずしもリアルタイムの判断ではありません

バブル期、株価低迷期と「今」のデータ比較

<バブル期との比較>

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※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒東証REIT指数 日足 時系列データ

 

TOPIXが2007年6月末を抜き去りそう。

 

<株価低迷期との比較>

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※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒東証REIT指数 日足 時系列データ

あとがき 

貸し出し態度判断DIは3ヶ月に1回の更新なので、代わりに日経平均ボラティリティー・インデックス (JNIV)を追跡していくことにします。

最近では

2015.8月:48.99 <中国がらみの株安>

2016.2月:50.24 <中国がらみの株安>

2016.6月:43.62 <ブレグジット>

2016.11月:30.58 <米国大統領選、トランプ氏勝利>

 
と大きな株価変動時に跳ね上がっており、便利な指標です。
 
日本株は9月の後半からがっつり海外勢の買いが入っており、日経平均の上昇に貢献していそう。
2017.4月~6月初頭にも2ヶ月程度、海外勢の強い買いが入りました。
その際、日経平均は「18700⇒20000」程度に上昇。
すごい勢いですが、今回はどこまでいきますか。
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【ナツユキマツの出版物】

主にブログ内容をまとめた、だけの本です
よければ暇つぶしにどうぞ
※一部加筆
20171207124844


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