ユキマツの「長期投資のタイミング」

今の株価、<割高・ふつう・割安?>の三択からあえて選ぶなら<割高?>と推測するサイト。判断の根拠として<景気><金融政策><投資家のリスク許容度>などを重視

9月の大幅上昇がチャラになった一週間 ~日本市場の概況~

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先週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測し、日本市場の概況をみてみます。

今週の日経平均

f:id:yukimatu-tousi:20181012160038p:plain※出所:マーケット|SBI証券

10.12は「22,695」。先週末比-4.6

久々の大幅下落。

9月末は「24,120」だったので、10月は-6.3%

「荒れやすい10月」になっています。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24,448」。

今週の日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回り

7/23以降、日銀が0.2%程度までの金利水準を容認する?

という話もある日本の長期国債。

米国長期債の上昇もあり、世界的に利回りは上昇傾向。

今週も上限は「0.17%」程度。

10.12は「0.15%」ほど。

7/23以降の利回りの最高値は2018年10月の「0.169%」。

今週のドル/円

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※出所:USD JPY 証券株式相場 | ドル 円 相場 - Investing.com

先週の「1ドル=113円台」から112円台前半まで円高が進んでいます。
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5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2018年9月末

10.12の日本バフェット指標は「1.18」でした。

9月末は「1.26」だったので10月は今のところ大幅下落。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.28」。

 

10.12の時価総額は約「658.2兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を10.7%下回っています。

一気に離れてしまいましたが、また737兆円に肉薄する展開があるでしょうか。

1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.76」です。

割高圏の目安「1.0」以上なので、長期的観点からは

日本株は割高圏?

と推測。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

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※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2018年7月27

2018.10.5 28,938億円(約2.9兆円)。

前週比+1123億円。

久々の大幅増加。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円。

水準としては長期平均の「2.4兆円」よりやや大きく、この指標からは

やや割高?

と推測。

<2017.10.27以降の推移・月末値と直近数値>

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 ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年1月末~2018年9月末

2018年9月末の東証一部PBRは「1.4」(前月比+0.1)でした。

2018年2月以降、4ヶ月間「1.4」が続き、その後3ヶ月間は「1.3」。

9月に「1.4」へ。

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

割安の目安「1.0」以上なので、割安ではなさそうと判断。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2018.7.6

2018.10.5は「-10.25」でした。前週の「-8.92」からマイナス幅がやや拡大。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

ふつう~やや安心?

と推測。

割安の目安「-25」以上なので、割安ではなさそうと判断。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

1998年からの

・長期平均:25.3

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ3ヵ月のチャート>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャート

10.12は「25.42」。前週末は「18.05」だったので大幅上昇。

長期平均「25.3」を久々に超えました。

投資家心理は

ふつう?

と推測。

割安の目安「30」より小さいので、「割安ではなさそう」と推測。

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高圏?

★信用買い残⇒やや割高?

★東証一部PBR⇒割安ではなさそう

★信用評価損益率⇒割安ではなさそう

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではなさそう

総合的に判断すると、わたしは日本株式は「割高圏?」と推測します。

 

現時点での日本株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

※指標ごとに、データ確認時期にタイムラグがありますので、必ずしもリアルタイムの判断ではありません

サブプライムバブル期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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●TOPIX:「1702」。1月高値「1911」の「-10.9%」の水準

●東証リート指数:先週と数値変わらず。最近「上がりもしないが下げもしない」という感じ。株価は大幅下落の中、よくいえば安定的。

あとがき

<日経平均:ここ3ヶ月>

 

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※出所:マーケット|SBI証券

9月の大幅上昇がチャラになった一週間。

3ヶ月スパンでみると以前の「22000~23000」のレンジに戻っただけ、のような感じ。

10/10、10/11のショックは来週に禍根を残すかどうか。

10/13の夜、米国10年債利回りは3.15%付近。

日経平均先物はけっこう下げています。

米国10年債利回りが下がらないと、落ち着かない?

<イタリア10年国債利回り:ここ1年>

f:id:yukimatu-tousi:20181012222632p:plain※出所:イタリア 10年 | イタリア 10年 債券利回り - Investing.com

昨年から今年の5月頃までは概ね

1.7%~2.3%

で推移していたイタリアの長期利回り。

5月以降上昇傾向で、最近は3.5%をこえることも。

欧州債務危機のピークには

7%

程度まで上昇したことがありますが、近年では高めの値。

例によってEU、ECBともめているだけかもしれませんが、経済規模の大きい国でもあり、最近利回りが気になるところ。

www.asahi.com

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※一部加筆
20171207124844


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