ユキマツの「長期投資のタイミング」

2018年以降世界景気は減速トレンドにあり、中長期的には積極的なリスクテイクに適さない状況?と推測するサイト

米中協議進展に強い期待感 ~日本市場の概況~

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今週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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今週の日経平均

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※出所:マーケット|SBI証券

10.11は「21799」で前週比「+1.8%」。

2019年9月末は「21756」だったので、10月月間では「+0.2」。

昨年末は「20015」だったので今年は「+8.9%」。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−10.8%」の水準。

今週の日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回りより作成

10.11は約「−0.18%」(前週末は「−0.21%」)でやや低下。

今週は米国債利回りも上昇。

今週のドル/円

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※出所:USD JPY | アメリカドル 日本円 相場情報 - Investing.com

今週は円安。

米国債利回り急騰中で108円台中盤まで進行中。

2018年のピークは10月「1ドル=114.55円」で、ボトムは3月の「1ドル=104.56円」。

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2019年9月末

10.11の日本バフェット指標は「1.12」で前週の「1.10」から上昇。

2018年末は「1.06」で、今年は上昇。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」。

 

10.4の時価総額は約「623.0兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を15.4%下回っています。

1985年からの日本バフェット指標の長期平均は「0.77」です。

割高圏の目安「1.0」以上なので、長期的観点からは

日本株は割高圏?

と推測。

この指標では「2017年8月頃」と似た水準。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

f:id:yukimatu-tousi:20190419215416p:plain※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2019年4月12

2019.10.4 21516億円(約2.2兆円)。

前週比590億円。

先週に続いて増加。

9月の株価上昇の影響がようやく出てきたか。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円でその後、概ね減少トレンドとなっており市場の熱気は感じません。

水準としては長期平均の「2.4兆円」よりやや少なく、この指標からは

ふつう~やや割安?

と推測。

<2017.10.27以降の推移・月末値と直近数値>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2019年9月末

2019年9月末の東証一部PBRは「1.1」(前月と変わらず)でした。

5ヶ月間「1.1倍」が続いています。

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均の「1.1」と同じ値で水準としては

ふつう?(割安ではなさそう)

と判断。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※単位:% ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2018.1.11

10.4は「-14.05」。

前週の「-13.48」からマイナス幅が拡大。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

やや不安?

と推測。

2018.12.7以降、長期平均を下回り続けており、今年に入ってずっと「-16~-13」あたりがレンジでさえない水準。

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※出所:トレーダーズ・ウェブより作成 ※期間:2019.1.11~2019.8.23

割安の目安「-25」以上なので、割安ではなさそうと判断。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

1998年からの

・長期平均:24.9

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ1年のチャート:日経平均を併記>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

10.11は「17.34」。前週の「18.17」より低下。

長期平均は「24.65」であり、投資家心理は

やや安心?

と推測。

割安の目安「30」より小さいので、「割安ではなさそう」と推測。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

2018.2月:38

2018.10月:31

2018.12月:33

2019.5月:25

2019.8月:26

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒割高圏?

★信用買い残⇒ふつう~やや割安?

★東証一部PBR⇒割安ではなさそう

★信用評価損益率⇒割安ではなさそう

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではなさそう

総合的に判断すると、わたしは日本株式は「やや割高?」と推測します。

 

現時点での日本株の長期投資のタイミングとしては

①リスク資産の資産配分が大きくなりすぎていれば、所定の配分に戻す

②資産配分において、株式の配分比率を減らす

③資産配分において、現金の配分比率を増やす

④長期投資を一時やめる(投資をやめる機会を探している場合)

のに適す時期だと考えています。単なる経験則ですが。

※長期投資に関する一つの判断です。短期、中期的な投資には役立たない可能性が高いです

※基本的にできるだけ「割高な時期に株を売り、割安な時期に株を買う」という判断に基づいています

※単なる個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

※指標ごとに、データ確認時期にタイムラグがありますので、必ずしもリアルタイムの判断ではありません

サブプライムバブル期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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●信用買い残:長期平均以下

●東証一部PBR:長期平均くらい
●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-16.5%」の水準

●東証REIT指数:今週も続伸。2007.6月の水準まであと3%程度

今週の日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円の買い出動。

中銀が1年で時価総額の1%程度を売らないで(今のところ)買い増し続ける日本市場。

下記サイトによれば今週は10/9の1回出動。

先週は2800億円以上購入でしたが今週は700億円ほど。

※参照サイト:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

あとがき

jp.reuters.com

上記記事より引用。

米中の閣僚級通商協議に進展の兆しがみられ、限定的な合意に向かっているとの期待が広がっている

今週は米中の閣僚級通商協議に進展への期待相場となりました。

東証一部の売買代金は少なめ、わたしが保有、確認している中小型株の動きは比較的地味でしたが、指数や大型株は堅調。

米国債の利回りは大幅に上昇し、為替も円安方向、原油価格も上昇。

①サラプライズ合意により強いリスクオン

②「限定的な合意」により地味にリスクオン

③事実で売る展開(期待感の剥落から地味にリスクオフ)

④サプライズ的に決裂で強いリスクオフ

おそらくどれかだと思われますが、いずれにしてもボラが大きくなりそうな雰囲気。

今月は中国国慶節にはプット買いで挑みましたが、今回は日経平均オプションの「コール買い・プット買いの両建て」で小さく勝負。

ポジティブ、ネガティブな報道だけでも相場が大きめに動く局面ではこまめに利確を繰り返すオプションのコール買い・プット買いの両建て戦略は個人的には好み。

両建てなのでうまくいってもさほど利益は出ない場合も多いですが、乱高下にとても強いスタンス。

いつものことながらどうなるのかさっぱりわかりませんが、来週の展開はどうなりますか。

こんな記事も

www.yukimatu-value.com

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