バブルのピークから下落相場のボトムまで、株価が大幅に下落しない度合い
⇒ディフェンス力
とし、近年の2回のバブル崩壊期の値動きから、「デフェンス力」を探ってみるシリーズ。
今回はコカ・コーラ 【KO】を取り上げます。
コカ・コーラ 【KO】のメモ
コカ・コーラ 【KO】はいわずとしれた世界的な清涼飲料メーカー。
上記グラフは過去5年の株価推移。
・直近配当利回り:3.49%
・直近のPER:21.89
・時価総額:約1900億ドル(約21.3兆円。1ドル=112円で計算)
※グラフ、データ出所:KO:New York 株価 - コカ・コーラ - Bloomberg Markets
※S&P500の直近配当利回り:1.82%
※2018.7.13時点
コカ・コーラ 【KO】とS&P500の推移
1999年12月末を「1.0」としたときのコカ・コーラ 【KO】とS&P500の株価推移をみてみます。
※出所:https://jp.investing.com/equities/coca-cola-co、米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com のデータより管理者作成
ぱっとみ指数に比べてもKOは大きな下落は少なく、安定した印象。
コカ・コーラ 【KO】の(過去の)ディフェンス力
過去20年における2回のバブル期とその暴落期、KOがどのような値動きだったか、S&P500と比較しながら見てみます。
※両者の株価のピークとボトムの時期にはずれがあり、同一期間の比較ではありません
※出所:https://jp.investing.com/equities/coca-cola-co、米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com のデータより管理者作成
ぱっとみの印象通りの数値です。
KOはITバブル・サブプライムバブルの崩壊時、S&P500より下落幅が小さく40%台でおさまっています。
S&P500の2回の下落率平均より9.4%下落幅が小さく、デフェンス力は高かったといえます。
※KOとS&P500の「配当利回りの差」は考慮していません。暴落期の値動きだけの情報です
所感
※出所:https://jp.investing.com/equities/coca-cola-co、米S&P 500インデックス(SPX - Investing.com のデータより管理者作成
今後の業績次第と思われますが、2000年以降のKOには激しい上昇はないものの、安定感があります。
●長期投資を行いやすくそこそこ報われている銘柄
●ポートフォリオを安定させてくれる銘柄
という印象。
前回のQQQのようなドラマチックさには欠けます。
※単なる過去の実績です。投資を勧めるものではありません。投資は自己責任で
参考データ
今まで取り上げた銘柄の下落率。
この中では、KOは
JNJに次ぐディフェンス力?
という印象。
※ピークとボトムの時期はまちまちで、配当利回りの差も考慮しておらず、あくまでご参考までに
※あくまで過去のディフェンス力の印象です。「今や未来のデフェンス力」は不明です。今後もこの傾向が続くかどうかは全く分かりません
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