ユキマツの「長期投資のタイミング」

投資歴16年目。 「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

楽観と悲観とその間 ~日本市場の概況~

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先週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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日経平均

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※出所:マーケット|SBI証券

4.3は「17820」で前週比「-8.1%」。

3月末は「18917」で4月月間では「-5.8」。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−27.1%」の水準。

日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回りより作成

4.3は約「+0.00%」(前週末は「0.01%」)で前週とあまり変わらず。

0%近辺での推移。

ドル/円

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※出所:USD JPY | アメリカドル 日本円 相場情報 - Investing.com

4.3は1ドル「108.5」円。前週末は「107.9」円で円高(ドル安)に。

2019年のピークは4月「1ドル=112.41円」で、ボトムは1月の「1ドル=104.97円」。

米ドル指数は3月28日以降、再度上昇傾向。

<米ドル指数:ここ1ヶ月>

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※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2020年3
月末

4.3の日本バフェット指標は「0.91」で前週の「1.01」より大きく低下。

直近の10年移動平均は「0.86」であり、今は平均より少し高い水準。

一つの目安に過ぎませんが、長期的観点からは

日本株はやや割高?

と推測。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」(このときは移動平均から「66.6%」上方かい離)。

 

日本の時価総額は約「517.4兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を29.8%下回っています。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

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※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2020年3
月27

2020.3.27 17540億円(約1.8兆円)。

前週比-900億円の大きめの減少。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円。

水準としては長期平均の「2.4兆円」を下回り、この指標からは

やや割安?

と推測。

<2017.10.27以降の推移・月末の概算値と直近数値>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2020年3
月末

2020年3月末の東証一部PBRは「1.0」(前月比±0)。

3月末より株価は低下しており、今は「0.9~1.0」倍くらいか?

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均は「1.1」で水準としては

やや割安?

と推測。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※単位:% ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2020.1.31

3.27は「-25.07」。

前週の「-31.37」からマイナス幅が大きく縮小。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

不安?

と推測。

割安の目安「-20」以下なので、割安である可能性。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

1998年からの

・長期平均:24.9

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ5年のチャート:日経平均を併記>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

4.3は「45.97」。前週の「52.78」より低下。

まだ高い水準。

長期平均は「24.65」であり、投資家心理は

不安?

と推測。

割安の目安「30」より大きく株価水準としては「割安である」可能性も。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

2018.2月:38

2018.10月:31

2018.12月:33

2019.5月:25

2019.8月:26

2020.3月:61

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒やや割高?

★信用買い残⇒やや割安?

★東証一部PBR⇒やや割安?

★信用評価損益率⇒割安?

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安?

上記から日本株式の水準は

「やや割安?」(投資タイミングとしてややポジティブ要因)

と推測します。

また

★日銀の金融政策:緩和的(ポジティブ要因?)

★日本の景気 :悪化傾向(ネガティブ要因?)

と推測。

株価水準、金融政策、景気動向から考え、現時点で日本株の投資タイミングに関して

・株価水準はやや魅力的だが決して安易には出動したくないタイミング

・「景気後退の進行や株価下落をじっくり待ってから動き出すか」「少しずつ段階的に投資を始めるか」悩ましい時期

か。

※個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

バブル後の株価低迷期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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先週は株価が下落、割安感がやや増す。

●信用買い残:1~1.5兆円の低水準まで下がってくるか

●東証一部PBR:平均以下の水準

●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-30.7%」の水準

●東証リート指数:大幅低下

日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円、2019年は約4.4兆円の買い出動。

下記サイトによれば今週は3回出動し4400億円ほど購入。

一回当たりの購入額は2000億円、または1200億円程度。

※参照サイト:●TOPIX:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

あとがき

しばらくは地味なリスクテイクで、チャンスが来たと感じれば、徐々にヘッジを外したり投資額を増やしていくことになるか。

先週は上記のように書いていましたが、先週は原油と金(ゴールド)をETFで購入した以外は今も引き続き地味な投資スタンス。

基本は先進国リートとJリートを東証リート指数先物でフルヘッジしつつ保有。

割安っぽいものを銘柄をロングし、指数でヘッジするというロングショート。

本格的なロングポジションをとる気にはなれない状況。

多くの投資家は

①コロナ感染拡大ペースが収まれば、財政・金融政策の効果もあって、また早期に上げ相場がやってくる、派(株価下落は一時的な混乱。楽観派)

②コロナはきっかけに過ぎず、米国で約11年ぶりの景気後退が起きる可能性が高く、また全世界同時的に急速な景気悪化の波にさらされるわけだから、その影響は複合的で甚大であり、リスクオフ局面はそれなりに長期化するのでは、派(悲観派)

③「①と②の間のどこか」(楽観と悲観の間)

①~③に分類されると思われますが、判断は難しそうな状況。

個人的には「大底からの全力投資」を狙う必要はなく、「割安っぽい株価」ステージはある程度過ぎていても、おそらくいつかやってくるであろう

「世界的な景気拡大」+「金融緩和」

という株価が大きく上がりやすい投資環境で、ロングサイドで大きめのリスクをとってそれなりの利幅を得られれば御の字、というスタンス。

ただ世界的な財政出動により、世界的にインフレ率が上昇が続く局面が来る可能性もあるのかもしれず、長い目で見るとそこはとても気になるところ。

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