ユキマツの「長期投資のタイミング」

投資歴16年目。 「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

総悲観から総楽観に至る旅 ~日本市場の概況~

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先週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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日経平均

f:id:yukimatu-tousi:20200606165207p:plain※出所:マーケット|SBI証券

6.5は「22864」で前週比「+4.5%」。前週の「+7.3%」の勢いそのまま。

6月月間では「+4.5」。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−6.5%」の水準。

直近最高値に迫っています。

日本10年債利回り

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※出所:日本 10年 | 日本 10年 債券利回りより作成

6.5は約「0.04%」(前週末は「0.00%」)で前週より上昇。

0%付近ですがプラス圏。

ドル/円

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※出所:USD JPY | アメリカドル 日本円 相場情報 - Investing.com

6.5は1ドル「109.6」円。前週末は「107.8」円で、大きく円安へ。

2019年は「1ドル=104.97112.41円」のレンジ。

今年も概ねレンジ内。

米ドル指数も週間で低下。

<米ドル指数:ここ1週間>

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※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2020年5
月末

6.5の日本バフェット指標は「1.12」で前週の「1.08」より上昇。

直近の10年移動平均は「0.88」であり、今は平均より高い水準。

一つの目安に過ぎませんが、長期的観点からは

日本株はやや割高?

と推測。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」(このときは移動平均から「66.6%」上方かい離)。

6.5の日本の時価総額は約「631.1兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を14.3%下回っています。

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※出所:日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 より作成

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

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※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2020年3
月27

2020.5.29 20136億円(約2.0兆円)。

前週比-306億円。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円。

水準としては長期平均の「2.4兆円」を下回り、この指標からは

やや割安?

と推測。

株価はかなり戻していますが、信用買い残は動きが鈍い状況。

<2017.12.29以降の推移・月末の概算値と直近数値など>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2020年5月末

2020年5月末の東証一部PBRは「1.1」(前月比+0.1)。

2~4月は「1.0」倍、5月は上昇。

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均は「1.1」で水準としては

ふつう?

と推測。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※単位:% ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2020.1.31

5.29は「-15.51」。

前週の「-17.70」からマイナス幅が縮小。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

やや不安?

と推測。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

2000年11月からの

・長期平均:24.9

・長期中央値:23.4

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ2年のチャート:日経平均を併記>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

6.5は「26.02」。前週の「27.60」より低下。

まだ少し高い水準。

長期中央値は「23.4」であり、投資家心理は

やや不安?

と推測。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

2018.2月:38

2018.10月:31

2018.12月:33

2019.5月:25

2019.8月:26

2020.3月:61

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒やや割高?

★信用買い残⇒やや割安?

★東証一部PBR⇒ふつう?

★信用評価損益率⇒割安ではない?

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安ではない?

上記から日本株式の水準は

「ふつう~やや割高?」

と推測。

また

★日銀の金融政策:緩和的(ポジティブ要因?)

★日本の景気 :悪化傾向(ネガティブ要因?)

と推測。

株価水準、金融政策、景気動向から考え、現時点で日本株の投資タイミングに関して「ふつう~ややネガティブ」。

リスク資産への配分を控えめにしたポートフォリオで、ちょこちょこリバランスしながら投資継続が無難か。

※個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

バブル期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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引き続き割安感減退。

●バフェット指標:そこそこ高値

●信用買い残:盛り上がらず

●PBR:ふつう

●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-15.6%」の水準

日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円、2019年は約4.4兆円の買い出動。

下記サイトによれば先週は0回の出動。

※参照サイト:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

ドル建て日経平均

<ドル建て日経平均:ここ5年>

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※出所:ドル建て日経平均 (日経平均 ドル換算)より作成 ※数値は概算値

2020.6.5のドル建て日経平均は「209.28」。

直近ピークは「219」程度ですが、あれよあれよであと5%程度のところまで到達。

あとがき

2020.6.2に東証一部の騰落レシオ(25日)が約「151」に。

2020.3.16は約「40」だったので、2か月半で「40⇒151」。

騰落レシオ的には短期的な

「総悲観から総楽観に至る旅」

を数ヶ月続けてきたことになります。

・米国M2の量が株価を決める!

・FRBが全てだ(なんなら危機時には株式ETFも買ってくれそう)!

・金融相場の始まりだ

・二番底はありません

という強気意見から相変わらず

・景気動向

・金利動向(長期金上昇⇒株価下落)

・コロナ第2波来襲リスク

・株価水準や過熱感、SQ要因

等を意識した悲観派まで、いつものように悲観派と楽観派が混在。

結局わからん、投資はしょせん運だ!

という意見もあったりで刺激的な状況。

わたしは「まずは需給だ」と感じていますが、とりあえず今年は想定外が多そうで、投資家のスタンス修正を問う機会も多そうな状況か。

こんな記事も

www.yukimatu-value.com

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