ユキマツの「長期投資のタイミング」

投資歴16年目。 「景気(企業利益動向)」「中銀の金融政策(金利動向)」「投資家のリスク許容度」などから長期投資のタイミングを探る投資ブログ

8年ぶりの「長期投資」? ~日本市場の概況~

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先週の日本の株価や金利をごく簡単に確認し、その後、株式の「割安割高の目安」になりそうな5つの指標で定点観測する記事。

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日経平均

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※出所:マーケット|SBI証券

3.27は「19389」で前週比「+17.1%」。

2月末は「21143」で3月月間では「-8.3」。

日経平均の直近の高値は2018年10月の「24448」で今は高値から「−20.7%」の水準。

日本10年債利回り

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※出所:
日本 10年 | 日本 10年 債券利回りより作成

3.27は約「+0.01%」(前週末は「0.11%」)で前週より大きく低下。

先々週は大きめに上昇していましたが、先週は落ち着く。

ドル/円

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※出所:
USD JPY | アメリカドル 日本円 相場情報 - Investing.com

3.27は1ドル「107.9」円。前週末は「110.8」円で大きく円高(ドル安)に。

落ち着かない動き。

米ドル指数は低下傾向。

<米ドル指数:ここ5日>

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※出所:米ドル指数先物 - Investing.com 日本

2019年のピークは4月「1ドル=112.41円」で、ボトムは1月の「1ドル=104.97円」。

5つの指標

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率 <日本市場。信用買いの損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス<日経平均版の恐怖指数>

日本バフェット指標

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳 ※期間:1985年1月末~2020年2
月末

3.27の日本バフェット指標は「1.01」で前週の「0.89」より大きく上昇。

直近の10年移動平均は「0.87」であり、今は平均以上。

一つの目安に過ぎませんが、長期的観点からは

日本株はやや割高?

と推測。

直近の月末値ピークは2018年1月の「1.29」(このときは移動平均から「66.6%」上方かい離)。

 

日本の時価総額は約「568.8兆円」(全市場の合計値)。

確認できている範囲では、2018.1.23の736.8兆円が現時点での最大値。

現在は最大値を22.8%下回っています。

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※出所:以下サイトデータより管理者作成 日本取引所グループ 世界経済のネタ帳

日本バフェット指標について詳しくはコチラ↓

日本バフェット指標 <日本の時価総額÷日本の名目GDP>

信用買い残

f:id:yukimatu-tousi:20190419215416p:plain※出所:トレーダーズ・ウェブより管理者作成 ※期間2001年6月1日~2019年4月12

2019.3.19 18440億円(約1.8兆円)。

前週比-1240億円の大きめの減少。

直近ピークは2018.3.23の約3.7兆円。

水準としては長期平均の「2.4兆円」を下回り、この指標からは

やや割安?

と推測。

<2017.10.27以降の推移・月末の概算値と直近数値>

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※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成

信用買い残について詳しくはコチラ↓

信用買い残 <信用取引における買い方の残高>

東証一部PBR 

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※出所:その他統計資料 | 日本取引所グループのデータより管理者作成 ※グラフの期間:1999年12月末~2020年2
月末

2020年2月末の東証一部PBRは「1.0」(前月比-0.2)で大きく低下。

株価が大きく戻したので、今は「0.9~1.0」倍くらいか?

直近ピークは2018年1月末の「1.5」。

長期平均は「1.1」で水準としては

やや割安?

と推測。

東証一部PBRについて詳しくはコチラ↓

東証一部PBR <東証一部上場企業全体の株価純資産倍率>

信用評価損益率

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※単位:% ※出所:トレーダーズ・ウェブのデータより管理者作成 ※グラフ期間:2001.6.1~2020.1.31

3.19は「-31.37」。

前週の「-31.02」からマイナス幅がやや拡大。

節目の「-30」を下回り、リーマン以来の低い損益率。

上記期間の長期平均は約「-11」であり投資家心理は

不安?

と推測。

割安の目安「-20」以下なので、割安である可能性。

信用評価損益率について詳しくはコチラ↓

信用評価損益率 <日本市場。信用買い残高の損益>

日経平均ボラティリティー・インデックス

★日経平均ボラティリティー・インデックスのメモ

1998年からの

・長期平均:24.9

・最低値:11.82(2017.7月)

・最大値:91.45(2008年10月)

・個人的には30以上で「株価の割安圏」を示唆しやすい指標と考えます。

<ここ5年のチャート:日経平均を併記>

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※出所:恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャートより作成

3.27は「52.78」。前週の「58.45」より低下。

まだ高い水準。

長期平均は「24.65」であり、投資家心理は

不安?

と推測。

割安の目安「30」より大きく株価水準としては「割安である」可能性も。

※参考:最近のリスクオフ局面の最大値(概算値)。

2018.2月:38

2018.10月:31

2018.12月:33

2019.5月:25

2019.8月:26

2020.3月:60

恐怖指数について詳しくはコチラ↓

www.yukimatu-value.com

現時点での日本市場の割高割安、5つの指標からの推測、まとめ

あくまで個人的な判断ですが、現時点で各指標が示唆する株式の割安、割高の判断をまとめます。

★日本バフェット指標⇒やや割高?

★信用買い残⇒やや割安?

★東証一部PBR⇒やや割安?

★信用評価損益率⇒割安?

★日経平均ボラティリティー・インデックス⇒割安?

上記から日本株式の水準は

「やや割安?」(投資タイミングとしてややポジティブ要因)

と推測します。

また

★日銀の金融政策:緩和的(ポジティブ要因?)

★日本の景気 :悪化傾向(ネガティブ要因?)

と推測。

株価水準、金融政策、景気動向から考え、現時点で日本株の投資タイミングに関して

・株価水準は魅力的だが決して安易には出動したくないタイミング

か。

※個人の感想です。未来は誰にも予知できません。投資は自己判断、自己責任で 

バブル後の株価低迷期と「今」のデータ比較

※出所:日経平均、TOPIX⇒Yahoo!ファイナンス、東証REIT指数⇒SBI証券、貸し出し態度判断DI(中小企業)⇒主要時系列統計データ表

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先週は株価が大きく上昇し総じて割安感減退。

●TOPIX:2018年1月高値「1911」の「-23.7%」の水準

●東証リート指数:大幅上昇

日銀ETF買い

2018年は年間で約6.5兆円、2019年は約4.4兆円の買い出動。

下記サイトによれば今週は2回出動し4000億円ほど購入。

一回当たりの購入額は2000億円程度。

最近までは一日で700億円程度だったので、かなりインパクトのある買い方となっています。

※参照サイト:●TOPIX:日銀ETF買い入れ結果https://nikkeiyosoku.com/boj_etf/

あとがき

2000年以降で大きな投資のチャンスは

①ITバブル崩壊後の「2002~2003年」頃

②サブプライムバブル崩壊後の「2008~2009年」頃

③欧州債務危機の「2011~2012年」頃

だったと推測。

④2020年3月

は一時的に、①~③に近い状況が生まれた可能性。

わたしは①の頃はまだ投資をしておらず、②の頃は怖くて何もできず、③で日本の中小型株に全力投資して2014~2015年に全力投資から撤退しました。

今回に関してはあまりに株価下落の展開が急速であり、世界的な経済指標・企業業績の悪化や失業、社会不安が増すのは「これから」と感じており(最悪、信用不安、金融危機が起きる可能性も。一方でコロナが早期に収束すれば急速に景気回復する可能性も)、今どうしても投資しなくてもいいのかもしれませんが、FRBのホンキを度みて、内外のリート等に投資資金の3割ほどを先週前半に投入。

先週水曜日にかけてリバって異様に上げたので、東証リート指数先物の売りで約2割分をヘッジ。

今ネットでは投資資金の1割分、裸でロングしている状態。

今後、想定以上に実体経済が悪化したり、コロナが猛威をふるったり、金融危機が起きたりすれば、ヘッジ分(ショート分)の配分を増やし、ネットでは売り方になってしまう可能性もあり、これがいわゆる長期投資といえるかは疑問。

日本の中小型株で普段行っているロングショートをいじっただけ、感もあり。

以前全力投資できた

★③欧州債務危機の「2011~2012年」頃のような「割安感」

もなく、かといって

★FRBのホンキ度、なんでもあり感

を見ていると、少しは投資していいように感じ、結局、迷った末に上記のような地味なポジションになっています。

headlines.yahoo.co.jp

2019年夏以降、地味に世界経済は回復傾向にあったのですが、2020年2月以降、突然の景気減速と金融市場の混乱に見舞われた現状。

しつこいですが、

★世界的な経済指標・企業業績の悪化や失業、リストラ、社会不安が増すのは「これから」

と思われ

・「投資で大けがせず、リタイアしないこと」

・「頭と尻尾はくれてやれ」

・今、投資のことなど考えていられる状況が十分に幸運という感覚

・何より家族や自分、友人の健康

を大事に、しばらくは地味なリスクテイクで、チャンスが来たと感じれば、徐々にヘッジを外したり投資額を増やしていくことになるか。

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